本物のポッドキャストを聞いて、分からない語をタップする
文責:Darren Nah(Toku Readerをつくっている本人です)。2026年9月に内容を確認しました。
聞き取りは、たいていの読解アプリが手を引くところです。八割は追えている、一つだけ聞き取れない語が過ぎていった、できることは巻き戻してもう一度失敗することだけ——という状態になります。Toku Readerで最初に見てほしいのはこの部分です。
やること
- アプリの中で日本語か中国語のポッドキャストを探す。手持ちの音声ファイルでもいい。MP3でもM4Aでも、オーディオブックの一章でも、字幕ファイルがあればそれも一緒に。
- 再生する。文字起こしが音に合わせて流れ、いま話されている行が光る。
- 分からない語をタップする。読みと意味が出て、音は止まらない。調べるためにエピソードから追い出されることがない。
- もう一度タップして保存する。出てきた文ごと復習リストに入る。
文字起こしは端末の中でつくられる
ここが肝心で、たいてい驚かれるところです。文字起こしのないエピソードでも、アプリが端末の中で音声から書き起こします。音声はどこにも送られません。何を聞いているかが端末の外に出ることはなく、アカウントも要らず、一度書き起こしたエピソードは電波がなくても読めます。
シャドーイングと、速度を落とすこと
シャドーイングは、話し手の少し後ろについて声に出して繰り返し、口に文の形を覚えさせる古くからのやり方です。アプリは一文をループさせ、自分の声を録音し、両方を続けて再生して違いを聞かせます。声の質を壊さずに速度を落とすこともできます。「聞き取れない」語の多くは、0.75倍なら聞き取れる語です。
二言語、そして動画も
日本語には漢字の上にふりがな、中国語には声調変化を反映したピンインがつきます。後者は、綴りを覚えるのか音を覚えるのかの違いです。同じタップは字幕つきの動画でも効くので、字幕のあるYouTubeの動画は文字起こしつきのポッドキャストと同じように扱えます。
どのポッドキャストを
どうせ聞くものを。学習者向けの番組はやさしく、母語話者向けの番組は速い。正直な助言は、両方を一つずつ持つことです。楽しみのために追える番組と、少し難しすぎる番組。すでに購読している番組が一覧になければ、配信アドレスを入れて追加できますし、手持ちの音声ファイルはファイルアプリからそのまま開けます。
語が残る理由
自分で選んで聞いたものの中で出会った語には、文と、声と、その瞬間がくっついています。保存した語はその文ごと残り、復習の間隔が、忘れかけたころにそれを戻してきます。誰かが選んだ単語の一覧とは、まるで別のものです。